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問題
次の文章を読んで、後問いに対する答えとして最もよいものを、 1.2.3.4から一つ選びなさい。
次の文章を読んで、後問いに対する答えとして最もよいものを、 1.2.3.4から一つ選びなさい。
1.①このこととはどんなことか。
(前略)大学にはいったら、小説や詩を読んだり、美術や美術書に親しんだり、哲学の本に頭を突っこんだりというふうに、あっちこっちを歩き回ってみる。それは、一種の精神的遍歴ですが、しかしけっして漫然としたさすらいではありません。ほんとうは必死な気持ちで、自分の力と自分の性格にぴったりしたなにかをさがす。①このことがたいせつではないか、ということです。
現代は、わたしが大学生のころに経験した時代風潮から見ると、イデオロギー(注)の対立が激しく、ゆっくりと学問することができないような、あるいはさせておかないような社会問題がつぎからつぎへと起こっています。ですから、へやの中でおちついて勉強するよりも、生の社会問題に対する実践的な行動に出るほうをよしとする考え方が、わたしの大学生時代よりも強いにちがいありません。
しかし、あなたがたはそういうことをもふくめて、じっくり考えるべきではないか。つまりそうした時代であるがゆえに、むしろいろいろな予備知識をできるだけ身につけて、そのうえで納得のいく実践に移るべきではないか。最初から実践に飛びこむのはたいへん勇ましいようだが、じっさいには身につかない危険をおかしているのではないか。わたしはそういうふうに思っているのです。
(増田四郎『大学でいかに学ぶか』講談社現代新書による)
(注)イデオロギー:政治的・社会的な意見、思想の傾向
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1 、1、いろいろなものに触れ、自分に合ったものを見つけようとすること
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2 、2、多くの作品の中から、興味のある小説や詩をさがすこと
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3 、3、さまざまなことを経験し、必死になって自分の力を高めようとすること
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4 、4、各地を歩き回る旅をしながら、精神的に豊かになろうとすること
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問題
次の文章を読んで、後問いに対する答えとして最もよいものを、 1.2.3.4から一つ選びなさい。
次の文章を読んで、後問いに対する答えとして最もよいものを、 1.2.3.4から一つ選びなさい。
2.現代の大学生が置かれている状況はどのような状況だと述べているか。
(前略)大学にはいったら、小説や詩を読んだり、美術や美術書に親しんだり、哲学の本に頭を突っこんだりというふうに、あっちこっちを歩き回ってみる。それは、一種の精神的遍歴ですが、しかしけっして漫然としたさすらいではありません。ほんとうは必死な気持ちで、自分の力と自分の性格にぴったりしたなにかをさがす。①このことがたいせつではないか、ということです。
現代は、わたしが大学生のころに経験した時代風潮から見ると、イデオロギー(注)の対立が激しく、ゆっくりと学問することができないような、あるいはさせておかないような社会問題がつぎからつぎへと起こっています。ですから、へやの中でおちついて勉強するよりも、生の社会問題に対する実践的な行動に出るほうをよしとする考え方が、わたしの大学生時代よりも強いにちがいありません。
しかし、あなたがたはそういうことをもふくめて、じっくり考えるべきではないか。つまりそうした時代であるがゆえに、むしろいろいろな予備知識をできるだけ身につけて、そのうえで納得のいく実践に移るべきではないか。最初から実践に飛びこむのはたいへん勇ましいようだが、じっさいには身につかない危険をおかしているのではないか。わたしはそういうふうに思っているのです。
(増田四郎『大学でいかに学ぶか』講談社現代新書による)
(注)イデオロギー:政治的・社会的な意見、思想の傾向
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1 、1、勉強以外のことが忙しくておちついて勉強できない状況
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2 、2、さまざまな社会問題が起きてゆっくりと考えることができない状況
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3 、3、勉強して社会や政治に対する意見を持つことが求められる状況
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4 、4、社会で経験したことより身につけた知識が重視される状況
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問題
次の文章を読んで、後問いに対する答えとして最もよいものを、 1.2.3.4から一つ選びなさい。
3.筆者が大学生に最も望んでいることは何か。
(前略)大学にはいったら、小説や詩を読んだり、美術や美術書に親しんだり、哲学の本に頭を突っこんだりというふうに、あっちこっちを歩き回ってみる。それは、一種の精神的遍歴ですが、しかしけっして漫然としたさすらいではありません。ほんとうは必死な気持ちで、自分の力と自分の性格にぴったりしたなにかをさがす。①このことがたいせつではないか、ということです。
現代は、わたしが大学生のころに経験した時代風潮から見ると、イデオロギー(注)の対立が激しく、ゆっくりと学問することができないような、あるいはさせておかないような社会問題がつぎからつぎへと起こっています。ですから、へやの中でおちついて勉強するよりも、生の社会問題に対する実践的な行動に出るほうをよしとする考え方が、わたしの大学生時代よりも強いにちがいありません。
しかし、あなたがたはそういうことをもふくめて、じっくり考えるべきではないか。つまりそうした時代であるがゆえに、むしろいろいろな予備知識をできるだけ身につけて、そのうえで納得のいく実践に移るべきではないか。最初から実践に飛びこむのはたいへん勇ましいようだが、じっさいには身につかない危険をおかしているのではないか。わたしはそういうふうに思っているのです。
(増田四郎『大学でいかに学ぶか』講談社現代新書による)
(注)イデオロギー:政治的・社会的な意見、思想の傾向
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1 、1、社会問題に対して積極的に行動してほしい。
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2 、2、自分の専門にかんする書物を多く読んでほしい。
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3 、3、多くの知識を身につけ自分でよく考えてほしい。
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4 、4、危険があっても勇ましく実社会に飛びこんでほしい。