1

問題
次の文章を読んで、後問いに対する答えとして最もよいものを、 1.2.3.4から一つ選びなさい。

 

1.筆者によれば、突破力を鍛えるにはどうすればいいか。


  目の前を塞ぐ壁がどんなに手強そうに見えても、絶対に自分から弱音を吐かないのが突破力の基本である。ただし、頭ではわかっていても、実際そういう場面に遭遇すると、恐怖に足がすくんで(注)動けなくなったり、挑戦をやめて引き返したくなったりするだろう。そのとき、壁に向かって一歩踏み出せる勇気があるかないかが最初の勝負の分かれ目となる。だから、まずこの勇気を自分の内部に養うこと。そして先(せん)達(だつ)たちの偉業に触れ、そこからも勇気のかけらをいただくのだ。 (大前研一『ビジネスチャンスの磨き方』による) (注)すくむ:驚きや恐れ、極度の緊張などのために体がこわばって動かなくなる

  • 1 、目の前の壁を恐れずに正面からぶつかって対策を立てる。

  • 2 、無理な挑戦はやめて

  • 3 、弱音を吐かずに

  • 4 、困難を直視し

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問題
次の文章を読んで、後問いに対する答えとして最もよいものを、 1.2.3.4から一つ選びなさい。

 

2.筆者によると、お金を忘れるのはどうしてか。


  銀行の現金自動支払機の上に、「お金をお取り忘れのないように」、という張り紙がしてあることがある。お金を引き出しに行って、そのお金を忘れて帰るというのはずいぶんおめでたい話だが、そんな注意をたびたび見かけるところをみると、そうまれなことではないのだろう。おそらくカードを入れて払い出しの操作をし、先にもどってきたカードと精算書を財布におさめ、現金のほうは取り忘れていってしまうのだろう。そんな時注意音が発せられても聴こえないのは、電話をかけたあとテレホンカードを忘れるときといっしょである。 (野村雅一『身振りとしぐさの人類学』による)

  • 1 、銀行に張り紙が貼ってあるだけで

  • 2 、現金自動支払機の換作が複雑で

  • 3 、カードで払い出しのやりとりをするのが

  • 4 、カードと精算書をもらうと

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問題
次の文章を読んで、後問いに対する答えとして最もよいものを、 1.2.3.4から一つ選びなさい。

 

3.筆者がここで述べている現代の若者の特徴はどれか。


  私たちの生きる時代とは、たいていの生理的な欲求をすみやかに満たすことのできる時代である。それが個人の豊かさの実感につながっているかどうかはともなく、現代の日本が、先行する時代に比べ圧倒的に便利であることは疑いえない。そして、現代の若者の社交性はそのような社会に適応して生み出されている。コンビにや自動販売機を利用すれば、まる一日だれとも話すことなく過ごせるのが今の若者だ。孤独な彼らにとって、現実は、もはや他者との社交性を必要としない。そのため、彼らの社交性は現実に基盤を持たず、ただ個人の自発性にのみ基づいている。

  • 1 、たいていの欲求はすぐに満たされるため

  • 2 、以前に比べ圧倒的に便利な社会になったため

  • 3 、社交性は

  • 4 、孤独な社会に適応するためには

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問題
次の文章を読んで、後問いに対する答えとして最もよいものを、 1.2.3.4から一つ選びなさい。

 

4.「すれすれのところできわどく生きている」とは、どういう意味か。


  人間はだれでも本当は死と隣りあわせで生きている。自殺、などというものも、特別に異常なことではなく、手をのばせばすぐとどくところにある世界なのではあるまいか(注1)。ひょいと気軽に(注2)道路の白線をまたぐように、人は日常生活を投げだすこともありえないことではない。ああ、もう面倒くさい、と、特別な理由もなく死に向かって歩みだすこともあるだろう。私たちはいつもすれすれ(注3)のところできわどく(注4)生きているのだ。 (五木寛之『大河の一滴』幻冬社文庫による)

(注1)~ではあるまいか:~ではないだろうか (注2)気軽に:かんたんに (注3)すれすれの:なんとか危険を避けて (注4)きわどく:ぎりぎりの危ない状態で 

  • 1 、自殺してもおかしくない状況の中で生活している。

  • 2 、危険なものに囲まれた状況の中で生活している。

  • 3 、簡単に死を選べないという状況の中で生活している。

  • 4 、だれでもいつかは死ぬという状況の中で生活している。

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