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問題
次の文章を読んで、後問いに対する答えとして最もよいものを、 1.2.3.4から一つ選びなさい。

 

1.この文章で筆者が最も言いたいことは何か。


  子どもそのものの価値が認められなくなるということは、自然が消されて都市化することと、同じことです。だから都市化した社会では、「子どもらしさ」ということに価値を見(みい)出(だ)さないようになってきました。「らしさ」を否定されて、子どもは子どもらしいよりも、大人に近づいたほうがいいということになってきました。それは都市に植える際には木が真っ直ぐ生えたほうがいいというような考え方とも共通する身勝手さです。そんなのは木の価値を認めていることになりません。人に都合のいいような生え方では本来は「木らしく」ないのはおわかりでしょう。 (養老孟司『超バカの壁』による)

  • 1 、都市に植えてある木は真っ直ぐに伸びていて

  • 2 、自然と人工物はそれぞれ異なる価値を持っており

  • 3 、都市化した社会では子どもの本質的な価値が認められなくなっている。

  • 4 、子どもは子どもらしくあることより

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問題
次の文章を読んで、後問いに対する答えとして最もよいものを、 1.2.3.4から一つ選びなさい。  

 

2.この文章で筆者が最も言いたいことは何か。


  人の運転する車に乗って、運転が下手だ、スピードが出すぎている、いや、遅すぎるとか、センターライン寄りだなど、気楽に言えるのも助手席に乗っていればこそである。車なら助手席に乗ることも可能だが、人生においては自分が主人として運転席に乗って運転しなければ、だれも運転はしてくれない。ましてや、地図がありませんとか、目的地が決まっておりませんので走れませんでは済まされない。まずは、自分の人生街道の運転手としての自覚をもって、しっかりとハンドルを握るようにすることである。 (笠巻勝利『仕事が嫌になったとき読む本:打たれても出る杭になれ』による)

  • 1 、助手席に座ってばかりいては

  • 2 、人生の道に迷ったときは自分で進むべき方向を見つけるべきだ。

  • 3 、助手席に座って

  • 4 、自分の人生は自分で決め

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問題
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3.文章の内容と合っているものは何か。


  女性の結婚詐欺師の間では、「潤んだ瞳」は基本的なテクニックであるらしい。無口な男も、女に潤んだ瞳で見られると、何かを話さないわけにはいかなくなる。結局、相手に同情してしまうのだ。ラブコメ・マンガの主人公も、必ず読者を潤んだ瞳で眼差している。もちろん、これらの手法は舞台や映像、マンガの演出だけでなく、一般に用いられている。一般に用いられるから、「表現手段」になるのである。残念ながら、男の側はこれに匹敵するような公式化されたテクニックは存在しない。 (竹内一郎『人は見た目が9割』による)

  • 1 、無口な女性が潤んだ目で男性をじっと見ていると

  • 2 、マンガの主人公の「潤んだ瞳」は読者の同情を引くことができる。

  • 3 、「潤んだ瞳」は結婚詐欺師が利用するテクニックなので

  • 4 、「表現手段」の一種として使われている「潤んだ瞳」は男性には効果的だ。

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問題
次の文章を読んで、後問いに対する答えとして最もよいものを、 1.2.3.4から一つ選びなさい。

 

4.筆者によると、豊かな社会とは何か。


  「カネもうけ」、「モノを買うこと」という、持つことだけに表現できる豊かさではなく、持つことが、人間と人間とのかかをりを豊かにし、人間と自然とのかかわりを豊かにできるような豊かさを、私たちは、どのようにして創り出していったらいいのかを、真剣に考え実現していきたいと思う。経済価値優先主義によって、画一的なモノサシで優劣をきめ、敗者を排除していく社会の流れに抗して、人間の思想と活動が豊かな共存に向けていきいきと動き出すときに、豊かな社会は実現され、生産力はそれに役立つようになるのである。

(呼峻淑子 『豊かさとは何か』より改)

  • 1 、生産力が発達し

  • 2 、人間の思想と活動が盛んになる社会

  • 3 、人間と人間

  • 4 、人と人が緊密な関係にある社会

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